プロフィール
グローリア&エドゥアルド オメロ・マンシ作詞/アニバル・トロイロ作曲によるタンゴの名曲「スール」に歌われたブエノスアイレスの下町、サンフアンとボエド通りに育った17歳のエドゥアルドは幼なじみのグローリアが7歳のときにカップルを結成。1960年、シネ・オペラで踊っているところを巨匠フランシスコ・カナロに認められ、1961年カナロ楽団の日本公演に同行、その魅力溢れるダンスによって多くのダンスファンを生む。フアン・ダリエンソ、アニバル・トロイロほかタンゴ史の名だたる楽団と共演した後、1985年のフランス=アルゼンチン合作映画『タンゴ〜ガルデルの亡命』(フェルナド・ソラーナス監督・脚本)に出演、斬新かつ華麗なダンスシーンを披露し一躍注目を浴びる。1986年よりブロードウェイはじめ世界中で絶賛を浴び、通算198回に及んだショー「タンゴ・アルヘンティーノ」にトップダンサーとして出演し、その実力と名声を確固たるものとする。1987年の「タンゴ・アルヘンティーノ」での来日に続き、1988年のマリアーノ・モーレス「エル・タンゴ」、1991年のネストル・マルコーニ「タンギッシモ」の日本公演で全振付を担当。また、自舞踊団による1992年「タンゴ!タンゴ!」、1994年「コラソン・デ・タンゴ」の来日公演で大絶賛を浴びた後、1999年マイアミでの国際タンゴ大会、2000年以来毎年出演するロンドンのタンゴ・フェスティバル、2002年チューリッヒのタンゴ・フェスティバルなどに特別ゲストとして参加する。世界を股にかける舞踊活動のほか、長年にわたり、ヨーロッパ諸国、日本、アメリカ合衆国、カナダ、ラテンアメリカ諸国でワークショップを開催するなど教授活動も顕著であり、現在世界中のステージで活躍する多くの後進タンゴ・ダンサーの師でもある。母国アルゼンチン、欧米を中心にタンゴ・ダンス・ブームが盛り上がる今日、タンゴ・ダンスの源流から現代のショースタイルまで幅広く網羅する、数少ない名カップルとして活躍している。
 
ミリアム&ウーゴ 女性ダンサーのミリアムは5歳からダンスを始め、タンゴのほかバレエ、ジャズダンス、フラメンコ、そしてアクロバットまで幅広く精通し、豊かな表現力と個性を加味したスピード感溢れるダンス・スタイルで高い人気を誇る。「ミー・アンド・マイ・ガール」や「フォーティーセカンド・ストリート」などのブロードウェイ・ミュージカルのアルゼンチン公演や多くのテレビ・ショー、映画「マンボ・キングス」等多数出演。また現在も世界公演を続けるショー「フォーエバー・タンゴ」のトップダンサーも務める。グローリア&エドゥアルド・タンゴ舞踊団のメンバーとして、1992年「タンゴ!タンゴ!」、1994年「コラソン・デ・タンゴ」で来日。近年パートナーを組むウーゴは、ブエノスアイレス市立楽団や、セステート・タンゴ、オスバルド・レケーナ、ノルベルト・ラモス楽団などのステージに出演するほか、1998年から同じく「フォーエバー・タンゴ」に出演。カルロス・サウラ監督による映画「タンゴ」にも出演し脚光を浴びる。ミリアム&ウーゴによる都会的な洗練されたダンス・スタイルは他の追随を許さない確固たる地位を築いている。
 
サンドラ・カバル(女性歌手) 1964年ブエノスアイレス州生まれ。タンゴ界の実力派女性歌手。1987年のデビュー後間もなくマヌエル・ラバージョ楽団と共に2年間に及ぶパタゴニア、南部チリ・ツアーを行う。1991年人気番組「グランデス・バローレス」主催のコンクールで最優秀賞を受賞。グローリア&エドゥアルド・タンゴ舞踊団のメンバーとして、1992年「タンゴ!タンゴ!」で来日。ルイス・ブラボによる「フォーエバー・タンゴ」に参加し、2年間アメリカツアーに帯同するほか、国内外で歌手活動を続けている。
 
ダニエル・オリベーラ(男性歌手) 1953年ブエノスアイレス州生まれ。1971年にTVタンゴ番組「グランデス・バローレス」でデビューを飾り、ラシアッティ楽団と共にアメリカ大陸ツアーを行う。マリアーノ・モーレス、ホセ・バッソ、ホセ・コランジェロ、ノルベルト・ラモス、カルロス・ラサリ等タンゴ界の名だたる楽団の歌手として活躍するほか、数多くのアルバム録音に参加。1992年「タンゴ!タンゴ!」で来日。ラテンアメリカ諸国、ヨーロッパを中心に歌手活動を続けているベテラン男性歌手。