民音では、1970年より「民音タンゴ・シリーズ」と銘打ち、毎年アルゼンチン・タンゴ界の巨匠や最先端で活躍するアーティストたちを中心に、日本公演を開催してまいりました。


 シリーズ37回目となる今回は、ブエノスアイレスで活躍する楽団、歌手、そして新進気鋭のダンサーたちを招聘し、スタイリッシュで情熱的なステージをお届けします。


◆“南米のパリ”ブエノスアイレスの、最も洗練されたタンゴを楽しむ


 ヨーロッパを感じさせる建物が立ち並び、“南米のパリ”と呼ばれるブエノスアイレス。市内のいたるところでタンゴ音楽が鳴り響き、レベルを問わない大規模な公開ワークショップ、タンゴ上級者向けのマスタークラスが行われるなど、ブエノスアイレスは世界中で最も洗練されたタンゴを楽しめる都市として、今も成長を続けています。


 同市は、1998年に始まった「ブエノスアイレス・タンゴ・フェスティバル」をきっかけに、2003年には「タンゴ・ダンス世界選手権」を成功させました。そして2005年の「第3回タンゴ・ダンス世界選手権」には世界29カ国・176都市から1000人以上のタンゴ・ダンサーたちが集結して技と芸術を競い合い、観衆は5万人にも達しました。


 そのブエノスアイレスから、演奏も歌もダンスも、まさにトップのアーティスト達が来日します。


                         
◆新しく、スタイリッシュなステージが魅力


 ブエノスアイレスのトップ・オルケスタ、タンゴ・デル・スールを率いるのは、ファビオ・ハーゲルです。ファビオ・ハーゲルは、バンドネオン奏者であり、同時に現代屈指の楽団リーダーでもあります。老舗ショー・ハウス「エル・ビエホ・アルマセン」「セニョール・タンゴ」で音楽監督をつとめ、タンゴ界から絶大な信頼を集めています。


 歌手は、約6年にわたり「セニョール・タンゴ」のトップ歌手として君臨してきたバネッサ・キロスがつとめます。


 そして華麗なダンスを繰り広げるのは「タンゴ・ダンス世界選手権」の2003年ステージ部門の覇者ジセラ&ガスパルと、同大会同部門の2005年の優勝カップル、マリア&ヘルマンです。さらにもう一組ベテランのルシーラ&ロベルトが加わります。


 民音タンゴ・シリーズ〈37〉「ブエノス・タンゴ〜哀愁と情熱のブエノスアイレス」では、タンゴの最先端である、“今”のブエノスアイレスを感じていただけることでしょう。


                                      MIN-ON