マリア・ホセ・メンターナ Maria Jose Mentana
 
 1961年1月31日、ブエノスアイレス市生まれ。
1970年、アルゼンチンのTV人気タンゴ番組『グランデス・バローレス・デル・タンゴ(タンゴの偉大な人たち)』でデビュー、僅か9歳でタンゴを歌い上げる“天才少女”としてマスコミで話題となり、断続的に1992年まで同番組に出演。
 1972年、11歳で南米ツアーを行い、ベネズエラのカラカス・ラジオより栄誉賞を受賞。1973年には。初の録音を行う。
 
  1984年、オスバルド・ピーロ楽団のシンガーとしてヨーロッパ公演を行う。1991年には、民音タンゴ・シリーズ<22>「ネストル・マルコーニ・タンゴ楽団」日本公演に参加。全国各都市で52公演を行い、さらに1992年には、「マリアーノ・モーレス楽団」に同行、日本全国で42公演を行う。
 同年、タンゴ界の人気六重奏団セステート・マジョールとともにヨーロッパ公演に出発。1993年には、活動拠点をベネズエラの首都カラカスに移し、同国でタンゴ歌曲の真髄を伝えた。
 1998年、ベネズエラの国宝級シンガー、シモン・ディアス、セルヒオ・バスケス等を迎えコンサート『マリア・ホセ・メンターナ/ガルデルを歌う』を開催。2000年には、カラカスのテレサ・カレーニョ劇場でベネズエラ交響楽団と共演、その時のライヴ録音アルバムを翌年リリースした。
  2002年春、民音タンゴ・シリーズ<33>「オルケスタ・エル・アランケ」とともに来日し全国公演、2005年秋には、フアンホ・ドミンゲス・トリオとともに来日。
 
  現在は、ふたたびブエノスアイレスに拠点を移し、ブエノスアイレス市立タンゴ楽団の招待シンガー、またアルゼンチン国立「フアン・デ・ディオス・フィリベルト」オーケストラにもたびたび招かれ共演を果たしている。同時に、世界的なヒットを果たしているタンゴ・ダンスショー『タンゴx2』の招待歌手として、ヨーロッパを中心に世界各国を巡演。最新ソロ・アルバムの録音にも入り、まもなくリリース予定。
 
 現代の女性タンゴ・シンガーを代表する歌手の一人として、多忙な毎日を送っている。
 今回で5度目の来日。