フェルナンド・マルサン楽団 Orquesta Fernando Marzan
フェルナンド・マルサン Fernando Marzan

 
 タンゴの本場、ブエノスアイレスを拠点に活躍中のピアニストの中でも、タンゴの未来を担う若手の期待の一人。タンゴ・ピアノの巨匠、そして父でもあるカルロス・マルサン(2004年民音タンゴ・シリーズ〈35〉"タンゴの魂"で来日)の影響を受け、6歳の頃からピアノを学んだ。  1994年〜2001年、世界的な大ヒットとなったタンゴショー 「フォーエバー・タンゴ」 のピアニストとして世界中を廻り、この期間、同ステージの来日公演でも東京・大阪・名古屋・広島・福岡で公演。同時に、1999年には他のタンゴショー「タンゴ・ビーボ」 の音楽監督として、USAとカナダでコンサート・ツアーを行った。2002年、タンゴショー 「タンゴ・セドゥクシオン(魅惑のタンゴ)」 の音楽監督として、ヨーロッパ3カ国及びイスラエル、トルコを巡演した。
 2003年、やはり音楽監督を務めた新作のタンゴショー 「タンゴ・ブエノスアイレス」 が、USAで大ヒット、アメリカ合衆国内50都市以上で公演ツアーを行った。2004年には、「タンゴ・エモーション」、「タンゴ・ドリームズ」 と2つのタンゴショーの音楽監督を務め、それぞれヨーロッパと日本で大成功を収めた。またこの年、 「フォーエバー・タンゴ」 のピアニストとしてふたたび北米ツアーに参加。2005年、自身の五重奏団でニューメキシコ交響楽団と共演、ニューメキシコ州ヒスパニック・コンベンション・センターの開館式セレモニーで、アストル・ピアソラのオペレッタ「ブエノスアイレスのマリア」を上演。同年、「タンゴ・ドリームズ」で再来日。離日後は、自身の五重奏団とともにデンマークとイタリアのサマー・フェスティバルに出演する。2006年、「フォーエバー・タンゴ」 のメキシコ国内ツアー、フロリダ、リスボン公演に参加。同年、ふたたびデンマークのタンゴ・フェスティバルに出演した。
 マドンナ主演の映画『エビータ』のサウンドトラックをはじめ、『フォーエバー・タンゴ』、葉加瀬太郎のタンゴ・アルバムなど、これまで多数のアルバムに録音。自身のリーダー・アルバムとしては、『ブエノスアイレスへの祝福』(2000年)、『レクエルド(想い出)』(2003年)と、2枚のアルバムを発表している。
 
第1バンドネオン/マルコ・アントニオ・フェルナンデス Marco Antonio Fernandez
第2バンドネオン/カミーロ・フェレーロ Camilo Ferrero
ヴァイオリン/ハビエル・アレシス・ウェイントゥラウブ Javier Alexis Weintraub
ギター/アレハンドロ・フェデリコ・サンチョ Alejandro Federico Sancho
コントラバス/パブロ・ダニエル・アラウホ Pablo Daniel Araujo