<公演概要>
 
 民音では「民音タンゴ・シリーズ」として、本場のアルゼンチン・タンゴの音楽、ダンス、歌を堪能していただける本格的なタンゴ・ショーを1970年のスタートより毎年開催してきました。世界にその名をとどろかせるタンゴ界の巨匠から次代を担う若い世代まで、数々の楽団、ダンサー、アーティストたちを招聘し、まさに“タンゴの真髄”とも言えるステージは日本のタンゴファンを長年魅了してきました。
 
今回、シリーズ40回目の記念すべきツアーとなる、2009年の「民音タンゴ・シリーズ」は、音楽にタンゴ・ピアノの巨匠、オスバルド・レケーナとアルゼンチン・タンゴ界で最高のヴァイオリニスト、スアレス・パスによる史上最強のタンゴ・デュオを招き、本場ブエノスアイレスを熱狂させた感動の演奏をお届けします。
 
 また、ステージに華をそえる歌、ダンスにも注目です。歌手はアルゼンチン音楽において目覚しい活躍をしている注目の実力派女性シンガー、ベロニカ・マルチェッティが来日、情熱的な歌声でステージを盛り上げます。ダンサーには、ブエノスアイレス市が毎年開催し、世界中からダンスカップルたちが集う「タンゴダンス世界選手権」の2008年ステージ・タンゴ部門優勝カップル、メロディ&ホセを含む3組を招き、世界屈指のダンス・テクニックを披露いたします。
 
 
<民音タンゴ・シリーズの歴史>
 
 「民音タンゴ・シリーズ」は大阪万博開催の1970年に始めて開催されました。世界のエンターテインメント・シーンで古くから親しまれてきたアルゼンチン・タンゴ。当時日本でもタンゴのファンは多く、コンサートも数多く行われていましたが、本場アルゼンチンのタンゴを耳にする機会はまだまだ少ない状況でした。そんな中「民音タンゴ・シリーズ」は本国で活躍する第一線のアーティストたちを日本に招聘し、リアルタイムでその感動を味わえる公演としてスタートしました。以来38年間に渡り、毎年アルゼンチンより、巨匠から次代を担う若手の楽団やダンサーが来日し、日本のタンゴファンを魅了してきました。
 
 本国アルゼンチンとの関わりにおいても、2003年より毎年ブエノスアイレス市で開催され、世界中からダンスカップルが集う「タンゴダンス世界選手権」のステージ・タンゴ部門優勝カップルに「民音賞」を授与。副賞として翌年の「民音タンゴ・シリーズ」に出演する権利が与えられます。
 
 今年第40回の記念すべき公演を迎える「民音タンゴ・シリーズ」は、今や日本でもすっかりポピュラーな音楽となったタンゴのさらなる発展の中心として、またアルゼンチンとの文化交流の場として、歴史を創りつづけています。

 
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