ラ・フアン・ダリエンソ
2012年にブエノスアイレスでデビューして以来、「El Rey del Compás(リズムの王様)」と呼ばれた伝説的なフアン・ダリエンソのスタイルで、特徴的な音楽をリスナーやダンサーに提供することを目指し活動。
9人編成(楽団8人+歌手1名)で、アルゼンチン国内ツアーから海外ツアーをこなす。リーダーのファクンド・ラサリは、元祖であるフアン・ダリエンソ楽団の第一バンドネオン兼アレンジャー(1950年からダリエンソが亡くなった1976年まで)だったカルロス・ラサリを祖父に持つ。ダリエンソの永遠の人気サウンドに現代の新しいパワーを与え、今の世代に訴えようと若い仲間と共にラ・フアン・ダリエンソを結成した。
瞬く間にブエノスアイレスのダンスシーンを魅了し、テレビやラジオ番組に出演。2013年からは、アルゼンチン全土でツアーを敢行。ブラジルでは、リオ・グランデ・ド・スル州のサンタ・マリアで公演し、国際デビューを果たす。結成1周年を迎えた2013年8月には、ブエノスアイレス・タンゴ・フェスティバルのメインイベントに出演し、翌年には、有名なラ・ボカ地区で開催された同フェスティバルにも出演。
2014年には、初の海外ツアーをヨーロッパで行い、ドイツ、スイス、イタリア、フランス、ハンガリーのミロンガやタンゴ・フェスティバルで観客の称賛を得る。
2015年、国際的なツアーをアジアに拡大。民音の主催により、日本と台湾の35都市を訪れ、著名な劇場で公演を行う。その後、ヨーロッパツアーを行い、フィンランド、ドイツ、スイス、トルコ、フランス、イタリア、イギリス、スペイン、ポーランドのミロンガやフェスティバルで27公演を行った。
2016年には再びヨーロッパに戻り、リスボン・タンゴ・フェスティバル、エディンバラ国際タンゴ・フェスティバル、アンヴェルサ・タンゴ・フェスティバル、マヨルカ・タンゴ・フェスティバル、タルブ・イン・タンゴなど、世界で最も有名なフェスティバルに出演。力強さを増したダリエンソ・スタイルでオリジナル曲を収録した2枚目のスタジオ・アルバム『Siciliano』をリリース。
2018年3月、ブエノスアイレスで開催された憧れのタンゴ・アワード2018で、最優秀楽団賞を受賞。また、フランス、スペイン、ドイツ、スイス、イタリアで演奏するなど、ヨーロッパで再びツアーを行っている。