フアン・ダリエンソ直系楽団来日!
2014年世界選手権チャンピオンを含む豪華3組のダンスカップル
2014年世界チャンピオンを含む豪華3組のダンサーも出演決定!
毎年8月に開催されるタンゴダンス世界選手権。今年もブエノスアイレス市にアルゼンチン国内はもちろん、世界中からトップクラスのダンサーたちが集結した。およそ2週間にわたって開催される世界最大のアルゼンチンタンゴの祭典タンゴ・ブエノスアイレスの目玉として毎年開催されているこの選手権は、各国のメディアが駆けつけ、世界中から注目されるイベントになっている。この選手権に出場する選手たちをもっとも魅了するのは、『民音賞』、翌年1月から3月まで開催される日本の全国ツアーへ参加する切符だ。これまでの歴史から見ても、マリアノ・モーレス、オスバルド・プグリエーセ、レオポルド・フェデリコら、そうそうたるマエストロたちが出演してきた舞台に立つと言うことは、彼らにとってとても大きな意味を持つことは言うまでも無いだろう。
そんな中、2014年はそれぞれの選手たちにとってとても勝ち抜くことが難しくなった。近年のタンゴダンスブームもあり、ダンサー人気が高まる中、選手権には皆『勝ちに』来ているのが見て取れる。特にタンゴ・ブエノスアイレス最終日に6000人収容のアリーナ、ルナパークで開催されるステージ部門決勝に名を連ねるのは、誰しもが優勝の可能性を秘めたまさに世界トップクラスたちだけだ。
すべてのダンサーがパフォーマンスを終了した後、発表された新チャンピオンは、マヌエラ&フアン・マリシアのカップル。マヌエラは2012年の民音タンゴ・シリーズに参加したダンサーの一人で、その帰国の際に、今度は世界チャンピオンになって帰ってくると誓っていたのをまさに実現したわけだ。
さらにエスキーナ・カルロス・ガルデルやタンゴ・レジェンドなど、世界の第一線で活躍するダンサー、サブリナ&ホセも出演が決定。
ダンサー・プロフィル
ダンサーリーダー/振り付け
カルラ・マッソリーニはウルグアイ・ドローレス市出身。わずか3歳でダンスに目覚め、ダンス界での活躍が目覚ましい注目のタンゴ・ダンサーである。1990年からダンス講師ベロニカ・サムリオと振付師ラウラ・スネイデルのもと、11年間クラシックダンスを学びダンスの基礎を固める。2002年にブエノスアイレスへと移住し、タンゴ、サルサ、ジャズ、ヒップホップ、クラシックなど、様々なジャンルを経験。その後ブエノスアイレスの著名なタンゴ・ハウス、エル・ファエナなどの専属ダンサーとして活躍。また著名なダンスカンパニーにも所属し、中南米諸国、ヨーロッパ、アジア各国に出演してきている。
ガスパル・ゴドイはアルゼンチン・コルドバ州出身。2003年に開催された第1回タンゴダンス世界選手権ステージ部門で圧倒的な存在感を放ち優勝を飾った。優勝後は数多くのTV、ステージや映画に出演。アルゼンチンタンゴ界を代表する演奏家、ルベーン・フアレスやセステート・マジョール、コロール・タンゴ楽団、ブエノスイアイレス市立タンゴ楽団等と共演。2005年からはアジア選手権をはじめとする各選手権で審査員を務め、同年にはブエノスアイレス市から正式な「タンゴ大使」の称号を授かった。また2012年からは世界選手権でも審査員を務めている。
これまでもカップルとして何度も日本に来日しており、今回のダンスチームのリーダをつとめる。
ダンサー
サブリナ・ノゲイラはブエノスアイレス出身。ファクンド・ガジョ、ニト&エルバ、ホルヘ・エル・パンド・ビエイラ、ジェシカ・エリアス&エベル・ブルゲル、サブリナ・トネジ等に師事。2011?2013年にブエノスアイレスでトップクラスのタンゴハウス「タンゴ・ポルテーニョ」に出演。アルゼンチンはもちろん、2012年には同タンゴハウスのヨーロッパツアーやタンゴ・レジェンドのメンバーとしてカナダに赴くなど、世界を股にかけて活躍している。
ホセ・ルゴーネスはブエノスアイレス出身。2003年にダンサーとしてプロデビュー。クラウディオ・ゴンサレス&メリーナ・ブルフマン、ヘスス・ベラスケス、ニコラス・コボス、パオラ・ジーン・ジーン、カルロス・ペレスに師事。ショーダンサーとしては、ブエノスアイレスのマデロ・タンゴ(2009?2012)、タコネアンド(2008)、カフェ・デ・ロス・アンヘリートス(2011)などの有名タンゴハウスに出演。またフランス、ベルリン、南アフリカ、ブラジル、カナダなどで出演を果たしてきている。
ダンサー
マヌエラ・ロッシはブエノスアイレス出身。国立コロン劇場芸術大学卒業。ユネスコの奨学金制度により2005?2007年までフランスのカンヌ・ロゼラ・ハイタワー・バレエ学校に在籍する。以後はカロリーナ・ボナベントゥーラ、 レネ・アタジャ、クラウディオ・ゴンサレス&メリーナ・ブルフマンにタンゴダンスを師事する。「タンゴ・ポルテーニョ」にてタンゴ・ダンサーとしてプロデビューを果たすと、「タンゲーラ」、「アイレス・デ・タンゴ」、「タンゴ・ブエノスアイレス」、「カフェ・デ・ロス・アンヘリートス」、「エスキーナ・カルロス・ガルデル」など多数出演するようになる。
フアン・マリシアは、スペイン・アストゥリアス州出身。2002年にディナー・ショー「チェ・タンゴ」でデビュー。エリアナ・アルテア、メリーナ・ブルフマン、クラウディオ・ゴンサレス、LOS VEZIZ、ガチ・フェスナンデス、セルヒオ・コンタッソ、ロベルト・エレーラに師事。「チェ・タンゴ」の他には「ビエホ・アルマセン」、「ピアソラ・タンゴ」、「タンゴ・パーレス」、「エスキーナ・カルロス・ガルデル」、「ロホ・タンゴ」、「カフェ・デ・ロス・アンヘリートス」、「オメロ・マンシ」に出演する。また、タンゴカンパニーの「タンゴ・ア・ティエラ」、「ラディオグラフィーアス」、「アイレス・デ・タンゴ」、「タンゴ・ファイアー」、「コルポラシオン・タンゴ」、「タンゴ・ポル・ドス」に所属し精力的に活動する。
2012年に2人はカップルとして活動を開始。その年から数々の選手権で入賞を果たし、タンゴ・ラバーズなど一流のダンスカンパニーのメンバーとして活躍。2014年メトロポリタン・タンゴダンス選手権(ブエノスアイレス市選手権)のワルツ部門で優勝。さらに同年のタンゴダンス世界選手権ステージ部門にて優勝して今年度の民音賞を手に入れた。